コーヒー生豆を販売されているコーヒー豆にするための作業である”焙煎”
焙煎によりコーヒー豆の風味も味わいも変化し、コーヒーは様々な表情・個性を見せます。
焙煎後の豆は色や上げるタイミングで焙煎度合いが変わりますが、正確なものではありません。
焙煎した豆の焙煎度合いを確認する基準として、”焙煎指数”というものがあります。
焙煎指数は計算によって求めることが出来るので、焙煎をこれから始める人ほど把握しておくと、焙煎の上達の手助けになるものになります。
コーヒー豆は焙煎度合いで色んな表情を見せるものになるから、これから焙煎する人ほど把握しておくと便利だから、しっかり見ていこう!
計算方法があるみたいだけど難しいのかにゃ?
・焙煎指数と焙煎度合いの関係
・焙煎指数の計算方法
焙煎度合いについて
コーヒー豆の焙煎度合いは、以下4種に分けられます。
浅煎り・中煎り・中深煎り・深煎りの4種類
上記4種からさらに8種の焙煎度合いに分けることが出来ます。
浅煎り | ライトロースト:酸味が強く、苦味はほぼ感じない。 シナモンロースト:香りが出てきて、酸味が強い。 |
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中煎り | ミディアムロースト:香りが立ち、少しずつ苦味が出てくる。 ハイロースト:苦味と甘味が増し、バランスの取れた味わい。 |
中深煎り | シティロースト:酸味が抑えられ、甘味・コクが目立つ。 フルシティロースト:深煎りの風味が味わえる。日本ではこの焙煎度合いが多い。 |
深煎り | フレンチロースト:苦味やコクを楽しむ度合い。ミルクと合わせることも。 イタリアンロースト:苦味が強く、焦げているような見た目。アイスコーヒーにオススメ。 |
焙煎度合いはコーヒーの個性が一番出る部分。
豆によって向いている焙煎度合いがあったりするので、コーヒー豆を購入する際やコーヒーを焙煎する際は確実に確認したいところです。
焙煎指数と計算方法
まず焙煎指数とは、
実際に焙煎したコーヒー豆の焙煎度合いを確認する指標のこと。
焙煎することで起こるコーヒー豆の化学変化(重量の減少と体積の膨張)が目安です。
焙煎指数の計算方法は以下の通り。
焙煎指数=焙煎前の生豆の重量÷焙煎後のコーヒー豆の重量
焙煎度合いを確認するためにも、焙煎前の生豆の重量を把握しておくことが重要です。
焙煎前のハンドピックで焙煎スタート時の生豆の重量が変わるので、ハンドピック後の重量を計るようにしましょう。
焙煎度合い別の焙煎指数
焙煎指数は焙煎度合いによって変化します。
以下、焙煎度合い別の焙煎指数です。
焙煎指数 1.10~1.14 | ライトロースト・シナモンロースト |
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焙煎指数 1.15~1.19 | ミディアムロースト・ハイロースト |
焙煎指数 1.20~1.24 | シティロースト・フルシティロースト |
焙煎指数 1.25~ | フレンチロースト・イタリアンロースト |
焙煎指数を把握することにより、焙煎の再現性を高めることが出来ます。
ハンドドリップの際に豆の量や、湯温・湯量などを計ることが重要なのと同様に、焙煎の際も焙煎前と焙煎後の重量を計ることは重要です。
焙煎度合いを把握する際は、なんとなくの色や匂いで判別するよりも数値で確認する方が確実なので、焙煎をする際には把握しておきたい指標です。
焙煎をする人は焙煎指数を把握しておこう
小型焙煎機を使用する際は豆の重量も計りやすいと思うから、焙煎指数を把握して、狙った焙煎度合いを焙煎してね!
焙煎をする人は理解しておくと便利だにゃ!
筆者が運営する”自家焙煎珈琲 caffines”は下記URLからご利用頂けます。