苦味と強いコクを楽しめる深煎りコーヒー。
一般的には深煎りのコーヒーが多いため、コーヒーと言えば深煎りという人も多いと思います。
ハンドドリップで深煎りコーヒーを淹れる際は、
・苦味やコクをより引き出す
・深煎りの良さを引き出しつつ、飲みやすさを出す
など自分の好みに合った味わいを出せるドリッパーを選ぶ必要があります。
今回は深煎りコーヒーを淹れる際にオススメのドリッパーを3種類紹介していきます。
ドリッパー次第で違った深煎りを楽しむことが出来るから、今回紹介するドリッパーを参考にしてみてね!
深煎りコーヒーにはどんなドリッパーが良いのかにゃ?
・ドリッパーを選ぶポイント
・オススメドリッパー3選
・深煎りコーヒーを淹れるポイント2点
深煎りのコーヒーを淹れるドリッパーを選ぶポイント
深煎りコーヒーを淹れるドリッパーを選ぶ際のポイントは、冒頭でも記載した、出したい味わいによって変わります。
・苦味やコクをより引き出す
→抽出スピードがゆっくりのドリッパーを選ぶ
・深煎りの良さを引き出しつつ、飲みやすさを出す
→抽出スピードが速すぎず、雑味や嫌味が出にくいドリッパーを選ぶ
ハンドドリップでは、酸味→苦味の順に抽出されます。
深煎りコーヒーの特徴は、苦味とコクなので、それを上手く引き出すには、
抽出時間を長めに取るために、抽出スピードが速すぎないドリッパーを選ぶ
ことが重要なポイントになります。
深煎りを淹れる際のオススメドリッパー3選
深煎りコーヒーを淹れる際にオススメのドリッパーは以下の3点。
・KONO 名門ドリッパー
・カリタ ウェーブドリッパー
・キーコーヒー クリスタルドリッパー
上記3点は、深煎りコーヒーを淹れる上で、良さを残しつつ、それぞれで味わいが異なります。
KONO 名門ドリッパー
布製のフィルターで抽出するネルドリップに近い味わいを出すことが出来るということで、コーヒー好きも納得する”KONO(コーノ)名門式ドリッパー”
昭和48年に発売されて以来、人気のあるKONO名門式ドリッパーは、コーヒーの美味しい成分を最大限に引き出すことが出来るということで、コーヒー専門店でも使用されていることが多いです。
KONO 名門ドリッパーの特徴
KONO 名門ドリッパーの特徴は、
・内部のリブが下部にのみ付いている
・ゆっくりな抽出スピード
円すいドリッパーのほとんどは、内部のリブが上部まで付いていることが多いですが、KONO式ドリッパーは下部にのみリブが付いており、上部にリブはありません。
リブが上部にないため、お湯の落ちるスピードはゆっくりになります。
そのためゆっくりと時間をかけて抽出することが出来るため、深煎りの豆の持つ成分をしっかりと引き出すことが出来ます。
KONO式はモデルによってリブの長さが変わります。
MDK型:リブが短く、KONOS since 1925のロゴ入り。
2015年に出た最新モデルで、扱いやすいのが特徴。
MDN型:リブの長さは中間で、KONO MEIMONのロゴ入り。
2010年から販売しているモデルで、抽出のアレンジがしやすい。
MD型:リブが長く、KONO CLASSICのロゴ入り。
1973年から続く伝統的モデルで、抽出難度は高め。
カリタ ウェーブドリッパー
カリタのウェーブドリッパーはカフェやコーヒーショップでも使用されているカリタの代表的ドリッパー。
ハンドドリップを始めたての初心者の人でも安定してコーヒーの味わいを引き出すことが出来るドリッパーです。
ウェーブドリッパーの特徴
ウェーブドリッパーの特徴は、平な底と三つの抽出穴。
底を平にすることで、コーヒーの中心にお湯を落とすと遠心状にお湯が広がり、全体に均一にお湯を馴染ませることが出来ます。
そして、三つの抽出穴はお湯が長時間フィルターに留まることを防ぎ、コーヒーがスムーズに落ちるのを助けてくれます。
その結果、雑味成分が出にくく、美味しい成分だけを落としてくれます。
深煎りコーヒーのドリップは、抽出後半に出る苦味をいかに雑味が少なく出すかが重要なので、そういった意味でウェーブドリッパーは深煎りのドリップに向いていますね。
キーコーヒー クリスタルドリッパー
2020年に創業100周年を迎えた老舗の珈琲企業”キーコーヒー”
コーヒー関連の商品を幅広く販売しており、インスタントコーヒーやドリップバッグなども販売されているので、聞いたことがある人も多いと思います。
そんなキーコーヒーの中で有名なドリッパーが”クリスタルドリッパー”
材質にはポリカーボネート樹脂という割れにくい素材が使われており、割れにくいドリッパーとなっています。
クリスタルドリッパーの特徴
クリスタルドリッパーの一番の特徴は、内部のダイヤカット形状。
ダイヤカット形状とは
フィルターと接する内側のダイヤ形状の頂点から抽出液が流れ出し、ダイヤ形の斜辺に沿って、ジグザグとゆっくり流れ落ちることで最適なスピードとなり、おいしさを引き出すことが出来ます。
ダイヤカット形状は最適な抽出スピードを保ちながら、全体を均一に抽出することが出来ます。
円すいドリッパーでありながら、抽出スピードが速くなりすぎないのが特徴で、全体的に味わいのバランスが取りやすいため、深煎りコーヒーと相性が良いです。
深煎りコーヒーを淹れるポイント
深煎りコーヒーを淹れる際のポイントがあります。
・注湯回数を細かく分ける
・湯温を高くしすぎない
一つずつ見ていきます。
注湯回数を細かく分ける
深煎りコーヒーは細かく注湯回数を分けて、じっくりドリップすることで、後半の苦味成分を引き出してあげることが出来ます。
速くドリップしすぎると、深煎りの風味や味わいが崩れてしまうので、じっくりゆっくり抽出しましょう。
湯温を高くしすぎない
ハンドドリップによるコーヒーの抽出は、
湯温が高ければ高いほど、コーヒーの成分が出やすくなります。
深煎りコーヒーは苦味成分が多く含まれているので、湯温を高くして成分を出しすぎると、苦味成分も多く抽出されることになります。
苦味成分が多く出過ぎたコーヒーは、かなり飲み辛いものになってしまうので、深煎りコーヒーを抽出する上で、湯温が非常に重要になります。
焙煎度合いによってドリッパーを選ぶことが重要
自分の出したい味わいによって変わってくるから、色んなドリッパーを試してみてね!
ドリッパーの特徴を押さえて適したドリッパーを選ぶにゃ!
筆者が運営する”自家焙煎珈琲 caffines”は下記URLからご利用頂けます。