1日の中でリラックスタイムを取っている人は多いのではないでしょうか。
コーヒーや紅茶を飲んだり、アロマを焚いたりと、その方法は様々だと思いますが、個人的に最近オススメなのが”お香”
お香は、ストレス軽減や集中力の向上、リラクゼーションなど、多岐にわたる効果が科学的にも認められています。
香りと脳は密接な関係があるため、日常的に使用することで、様々な効果を得ることが出来ます。
今回はお香の効果や種類について紹介していくね!
どんな効果があるのかにゃ?
香りと脳の関係
香りを嗅ぐ際に関わる五感である”嗅覚”ですが、五感の中でも古くから存在する感覚器。
アロマやお香、香水などで良い匂いを日常から好む人は多いですが、
・リラックス効果
・ストレス解消
・意思決定 etc…
上記のようなことにも香りが関係すると言われています。
また香りには、一瞬にして脳を活性化させるパワーがあり、ダイレクトに脳を刺激するという特徴があります。
香りは、鼻の奥にある嗅上皮→嗅球→嗅皮質に伝わり、大脳辺縁系の視床下部、扁桃体、海馬、前頭野などに送られて処理されます。
大脳辺縁系は本能や自律神経、記憶などを司る器官。
香りは大脳辺縁系へ直接届くため、より直感的に感情や本能を動かすとされています。
例:やさしい香りで穏やかな気持ちになったり、美味しそうな食事の香りで食欲が増すなど
お香の香りの効果
お香の香りには以下のような効果があります。
・リラックス効果 ストレス軽減
・浄化作用
・消臭効果
・虫除け効果
一つずつ解説していきます。
リラックス効果 ストレス軽減
お香の香りには、交感神経活動を鎮静化させる働きがあります。
交感神経の働きを抑えることで、副交感神経が優位になり、リラックス効果を得ることができます。
副交感神経:自律神経のうち臓器や器官などの働きを抑制させる神経系。
副交感神経は、盛んに働いているときには血管を拡張させ、心拍数を下げ、血圧を下降させます。
また、呼吸が深くゆっくりとなり、胃が収縮して胃液の分泌が増えて消化が促進されます。
浄化作用
お香の本来の役目は、空間を浄化すること。
香り・火・煙によって、空間の邪気やマイナスの気などを取り除くという効果があり、古くから神社仏閣では毎日お香を焚く習慣があります。
お寺でいい香りがするのはそのためですね。
お線香は”慈悲の心”を表しているといわれています。
お線香を焚いてその香りが広がることで、慈悲が平等に行き渡るという意味があるとされているそうです。
消臭効果
お香の香りは、食べ物や飲み物、洗剤などの生活臭を抑制する効果があります。
この効果は香りを重ねることによる消臭・防臭効果のため、においを除去する脱臭効果までは得られないため、過度の期待はしないようにしましょう。
お香の焚き過ぎは香りが部屋に強く籠ってしまったり、衣服に付いたりもするため、使い過ぎには注意しましょう。
虫除け効果
お香には虫除け効果・防虫効果があり、有名所だと蚊取り線香がこれに当たります。
蚊取り線香は、除虫菊という花から作られるお香の一種で、蚊を追い払う忌避効果もあります。
除虫菊:原産国は地中海・中央アジアと言われており、セルビア共和国で発見されました。
この花は殺虫効果があることで知られており、現在もケニアなどの世界各地で殺虫剤の原料として栽培されています。
お香の種類
お香にはいくつか種類があり、形が異なります。
代表的なものは以下の3タイプ。
・コーンタイプ
・スティックタイプ
・うずまきタイプ
簡単に解説していきます。
コーンタイプ
円錐型の形をしているお香です。
下に向かって燃える面積が広くなるため、お香の後半にかけて香りも強くなります。
短時間で香りが広がり、丈夫で灰が散らばりにくい特徴があるため、広い場所や開け閉めの多い玄関などにオススメです。
スティックタイプ
棒状の最もオーソドックスなお香がスティックタイプ。
一般的にお香といえばこれを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
スティックタイプは燃える面積が一定なので、香りも均一に広がります。
香りの種類が豊富で、販売されているお店も多いですね。
うずまきタイプ
お香が渦を巻いたような形状になっているタイプ、蚊取り線香はこの形が多いですね。
燃焼時間が長く、香りが長時間楽しめます。
屋外や空気の流れが多い場所で使用されることが多いです。
お香を使用するタイミング
基本的にはお香を使用するタイミングはいつでも大丈夫ですが、
・自宅に来客がある時
・リラックスしたい時(就寝前など)
・集中したい時(勉強中や仕事中など)
などのタイミングで使用するのがオススメ。
前述した通り、香りと脳には密接な関係があるため、考える場面やリラックスしたい場面に心地よい香りを嗅ぐと集中出来たり、安心出来たりします。
お香を始めるならスティックタイプがオススメ
お香を初めて始めたいという人は、スティックタイプを選ぶのがオススメ。
香りが全体に均一に広がりやすいため、小さめの部屋でも使いやすくなっています。
また、スティックタイプに限らず、お香を使用する場合は香皿を使用するようにしましょう。
香皿を使用することで、落ちる灰の処理が簡単になります。
お香を選ぶ基準としては、以下の3点。
・お香の長さ(持続時間)
・煙の量
・香り
どれも自身の好みになってくるので、好きなものを選んでもらって大丈夫です。
いい香りで日常生活を楽しむ
使い方も簡単だから、部屋をいい香りにしてリラックスしたい人は是非試してみてね!
色んな香りがあるから色々と試してみるにゃ!
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