以前以下の記事で希少なコーヒーを紹介しました。
その中でピーベリーというコーヒー豆を紹介していますが、今回ピーベリーを2種類購入したので、飲んでみた感じをレビューしていきます。
ピーベリーは収穫量の少ないコーヒー豆になっているから楽しみにしててね!
普通のコーヒー豆とどう違うのかにゃ?
今回購入したコーヒー豆
今回購入したコーヒー豆は、
・グアテマラ ラスヌベス農園 SHB レッドブルボン ピーベリー
・タンザニア ンゴロンゴロ ピーベリー ウォッシュド
松屋珈琲さんで購入させていただきました。
コーヒー生豆を購入する際は基本的に松屋珈琲さんで購入させてもらっています。
今回選んだのは二つとも”ピーベリー”
そこまでピーベリーを飲む機会は多くないので、楽しみですね。
ピーベリーとは?
ピーベリーとは丸い形の豆のこと。
コーヒー豆は本来、1つの実の中にコーヒー豆となる生豆が2粒向き合うように入っており、そのほとんどが楕円の形状から平豆のもの。
その中で稀に、1つのコーヒーの実の中に種子が1つしか入っておらず、丸い形をしたコーヒー豆が出てきます、これが”ピーベリー”と呼ばれています。
ピーベリーは収穫量が5~20%程度しか採れないことから、希少なコーヒー豆とされており、2つに分かれるはずだった栄養素が1つの豆に集中するため、通常の平豆のものよりも油分やミネラルが多く含まれていると言われています。
2つに分かれるはずだった栄養素が1つの豆に集中するため、平豆のものよりも豆の個性が出やすくなっており、焙煎度合いによる味わいの変化が大きくなるのが特徴です。
グアテマラ ラスヌベス農園 SHB レッドブルボン ピーベリー
レッドブルボンはコーヒーの品種の一つ。
ラス・ヌベス農園はグアテマラの優良産地”アンティグア”の南側に位置しており、栽培しているチェリーは、非常に鮮やかな赤い紅色をしているそうです。
地域 | アンティグア サン ミギュエル デュエナス |
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農園 | ラス・ヌベス農園 |
農園主 | ペドロ・エチェバリア |
標高 | 1,500-1,900masl |
栽培品種 | レッドブルボン ピーベリー100% |
精製方法 | ウォッシュト |
規格 | SHB EP |
焙煎後・飲んでみた
今回はシティローストに焙煎。
全体的にバランスの取れた味わいなんですが、飲んだ後に鼻に抜ける香りが特徴的。
口に入れた時に香ばしくて、飲み込んだら甘さが鼻を抜けるような感じ。
飲みやすくて万人受けしそうな味わいで非常に好きです。
アイスコーヒーにしたら美味しいだろうなという印象でした。
焙煎度合いごとの良さがしっかり出そうなイメージがある豆ですね。
色んな飲み方・焙煎を試してみたいコーヒー豆だなと思いました。
タンザニア ンゴロンゴロ ピーベリー ウォッシュド
ンゴロンゴロはタンザニア北部の自然保護地域の一つで、スワヒリ語で”巨大な穴”を意味します。
世界自然遺産にも登録されているンゴロンゴロ・クレーターの南外縁部は、タンザニアでも有数のスペシャルティーコーヒーの生産地となっています。
コーヒー専門店などでも販売されているのをよく見かけるので、ンゴロンゴロを耳にしたことがある人は多いかと思います。
地域 | タンザニア北部カラツ地区 |
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エリア | ンゴロンゴロ・クレーター斜部 |
標高 | 1,300 – 1,550 m |
栽培品種 | ニアサランド、ブルボン、ケント等 |
精製方法 | フルウォッシュド |
乾燥方法 | アフリカンベッド上での100%天日乾燥 |
規格 | ピーベリー |
焙煎後・飲んでみた
タンザニアの豆はなんとなく浅煎りのイメージがあるんですが、今回はグアテマラと比較したかったので、シティローストに焙煎。
程よいコクと苦味がありますが、その中に柑橘系の酸味を感じます。
シティローストだとそこまで強い酸味ではありませんが、前述のグアテマラと比較すると、分かりやすくなっていますね。
個人的にはやはり浅煎りの方が良さそうな印象、綺麗な酸味で美味しい浅煎りになりそうな感じ。
グアテマラと比較すると酸味がある分、苦手な人もいるかもしれませんが、深煎り寄りの焙煎度合いなら楽しめると思います。
余談:油分は多く含まれるのがハッキリ分かる
前述の通り、ピーベリーは油分やミネラルが多く含まれています。
今回入れたコーヒーを少し放置したんですが、しっかり油分が浮いていました。
コーヒーの油分は特に味わいに影響を与えることはありませんし、焙煎度合いによっても変わると思いますが、ここまでハッキリ見えるのは面白いですね。
ピーベリーを見つけたら試してみてね
今回はシティローストでの焙煎だったけど、浅煎りやもっと深煎りにしても面白いと思うから、自宅で焙煎している人がいたらピーベリーを試してみてね!
もっと色んな豆でコーヒーを楽しみたいにゃ!
筆者が運営する”自家焙煎珈琲 caffines”は下記URLからご利用頂けます。