コーヒー知識

【知り得】コーヒーフレッシュとミルクの違い|違いは主原料

カフェや喫茶店でコーヒーを頼んだ際に小さいカップで出てくるコーヒーフレッシュ。

実はミルク(牛乳)と違ったものであることはご存知でしょうか。

コーヒーフレッシュもミルクも同じような白い液体ではありますが、実は似て非なる物。

主原料も違えば、味わい・製造方法など様々な点が異なります。

今回はコーヒーフレッシュとミルクの違いについて解説していきます。

 

コーヒーフレッシュは一般的にカフェや喫茶店で使われていて、市販もされているから馴染みのある人も多いよね。

コーヒーフレッシュはミルク(牛乳)と見た目は同じだけど、実は全く違うから、今回は二つの違いについて解説していくよ!

コヒ猫
コヒ猫
コーヒーフレッシュもミルクも見た目は全く同じだけど、何が違うのかにゃ?
この記事で分かること

・コーヒーフレッシュとは?

・コーヒーフレッシュとミルクの違い

・コーヒーフレッシュとミルクの使い分け

コーヒーフレッシュの呼び方

”コーヒーフレッシュ”や”フレッシュ”といった呼称は地域により呼称が異なります。

関西・中京圏:コーヒーフレッシュフレッシュ

関東:コーヒーミルクコーヒークリーム

他にもポーションミルクと呼称されることもありますが、呼称が違ってもどれも中身は同じです。

セブンイレブンはコーヒーフレッシュ表記となっています。

 

コーヒーフレッシュとは

コーヒーフレッシュは、そのほとんどの製品の主原料は”植物性油脂

牛乳に似せて作られてはいますが、コーヒーフレッシュには乳成分は全く入っていないため、コーヒーフレッシュの食品分類上は乳製品”ではなく”植物性油脂食品”となっています。

植物性油脂食品ということは、簡単に言うとコーヒーフレッシュは””ということになりますね。

また、コーヒーフレッシュには生クリームやミルクが使われていないため、常温保存が可能(2〜4ヶ月程度)です。

 

コーヒーフレッシュの製造

植物性油脂と水を混ぜ、乳化剤で白く濁らせる。

増粘多糖類でとろみをつける。

色付けの香料やカラメル色素などの着色料、酸化防止剤のPH調整剤で加工して完成。

 

コーヒーフレッシュはスジャータやマリームが有名ですね。

 

 

コーヒーフレッシュとミルクの違い

コーヒーフレッシュとミルク(牛乳)の違いは、主原料です。

コーヒーフレッシュ:植物性油脂

ミルク(牛乳):加熱殺菌のみを行なった、牛の生乳

見た目は同じような二つですが、コーヒーフレッシュは植物性油脂、牛乳は牛の生乳。

ミルクは牛乳を指す言葉なので、この2つを比較すると実質が油であるコーヒーフレッシュは、ミルクとは全く別物ということになりますね。

ミルクにも色々ありますが、生乳に脱脂粉乳などを加えて、無脂乳固形分8%以上のものを”加工乳”と言います。

また、乳脂肪を調整したものは”低脂肪牛乳”や”無脂肪牛乳”と呼ばれます。

 

コーヒーフレッシュと牛乳は用途によって使い分けが可能

コーヒーフレッシュと牛乳は、コーヒーに入れる際に以下の場合で使い分けをすることが可能です。

コーヒーフレッシュ:コーヒー本来の味わいや風味を残したい場合

ミルク(牛乳):苦味を和らげたい場合や、カフェオレを作る場合

一つずつ解説していきます。

コーヒーフレッシュ

コーヒーフレッシュは原料が植物性油脂のため、牛乳よりもコーヒーの味わいが変化しにくいです。

コーヒーの味わいや風味を損ないたくない人

ブラックコーヒーは苦くて飲めないけれど、カフェオレまで甘くしたくない人

上記のような人は、牛乳よりもコーヒーフレッシュを入れたコーヒーの方が好みかもしれません。

コーヒーフレッシュは植物性油脂の他に、砂糖や乳成分、食塩なども含まれているので、全く味が変わらないという訳ではありません。

 

ミルク(牛乳)

ミルク(牛乳)は、入れるとコーヒー自体の風味や味わいを変えることが出来ます。

コーヒーの苦味を抑え、味わいをまろやかにしたい人

カフェオレを楽しみたい人

添加物や植物性油脂を摂取することを気にする人

上記のような人は、コーヒーにミルク(牛乳)を入れるのがオススメです。

コーヒーフレッシュと違い、添加物や植物性油脂がなどが入った加工食品ではないので、健康に気を遣う人は安心して使用することが出来ます。

ミルク(牛乳)は常温での保存や長期間の保存ができないので注意。

 

コーヒーフレッシュは使うと身体に良くない?

コーヒーフレッシュをネット検索にかけると、”体に悪い”という関連キーワードが出てきます。

確かにコーヒーフレッシュは植物性油脂に添加物が加えられたものなので、これだけを見ると身体に良いものと言うことは出来ないかと。

しかし、そもそもの大前提として、

本当に身体に悪影響を及ぼすものであれば、一般的に販売されたり、カフェや喫茶店で提供はされることは無いです。

大量摂取するようなことをしない限りは、コーヒーフレッシュを摂取することが身体に悪影響を与えるとは考えにくいですね。

 

健康に効果的な飲み方はブラックコーヒーが一番

コーヒーフレッシュを入れることで身体に影響があることを気にする場合は、何も入れずにブラックで飲むのが一番健康的ではあります。

特にドリップコーヒーをブラックで飲むことは、

病気のリスク軽減

脂肪が燃焼しやすくなる

美肌効果

リラックス効果 etc…

といった健康効果が期待出来ます。

 

健康的に気兼ねなくコーヒーを楽しむためには、コーヒーフレッシュを加える必要のない、高品質なコーヒーをハンドドリップ飲むようにするのが一番かもしれませんね。

 

コーヒーフレッシュでもミルクでもコーヒーは楽しめる

コーヒーフレッシュとミルク(牛乳)は実は全く別物で、味わいも違うっていうのはびっくりだよね。

どちらを入れてもそれぞれの味わいのコーヒーが楽しめるし、どちらが正解というのは無いから、どちらも試してみてね!

コヒ猫
コヒ猫
見た目は同じなのに全然違うんだにゃー。

楽しみ方は人それぞれだから、どっちも入れて飲み比べてみるにゃ!

筆者が運営する”自家焙煎珈琲 caffines”は下記URLからご利用頂けます。

https://caffines.base.shop

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caffines管理人
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