コーヒーを淹れる方法としてハンドドリップが家庭でも出来るものとして有名ですが、味わいが安定しない(同じような味わいが出せない)という悩みを持っている方もいるのではないでしょうか?
ハンドドリップ初心者の方に多いこの悩みですが、ある一つのコーヒー器具を上手く使用するだけで、味わいが劇的に安定するケースもあります。
そのコーヒー器具というのがコーヒースケール(ドリップスケール)です。
コーヒースケールを上手く使用するだけで、ハンドドリップでの味わいの安定、そして味わいの変化を付けることが出来ます。
今回はそんなコーヒースケール(ドリップスケール)の必要性について紹介していきます。
ハンドドリップは、もちろんドリップの技術も必要だけど、それよりもまず大事なことを解決できるのが、今回紹介するコーヒースケールだよ!
何が違うのかしっかり見ていくにゃ!
・ハンドドリップで重要なことは”計る”ということ。
・コーヒースケールを使うことはハンドドリップ上達の第一歩。
・初心者にオススメのコーヒースケール2選。
コーヒースケールとは?
コーヒースケールの特徴は
重さと時間を同時に計ることが出来る。
という点にあります。
調理用スケールでは計ることが出来るのは重さのみなので、時間も同時に確認出来るコーヒースケールの方がハンドドリップをする際には向いています。
ハンドドリップは蒸らしの時間や抽出時間によってコーヒーの味わいが変化します。
コーヒースケールを使う理由
ハンドドリップで重要なことは”計る”ことです。
豆の量・蒸らしや抽出時間・抽出量など、”計る”ことでコーヒーの味わいを上手くコントロールし、変化させることが出来ます。
そのためハンドドリップでコーヒースケールというのはワンランク上の味わいを目指す上でも重要な位置付けになっています。
また、コーヒースケールを使用することで、プロのバリスタが使用しているレシピなども再現することが出来るので、自身に合ったドリップレシピを探す上でも必要なものになっています。
プロの同じレシピと同じものが、必ずしも自身にとって正解という訳ではないので、あまり囚われすぎないことが重要です。
変数が多いコーヒーのハンドドリップにおいて、”計る”ということは欠かせないので、現在コーヒースケールを使用していない方は、是非使用してみてください。
コーヒー初心者オススメのコーヒースケール
コーヒースケールは様々なメーカーから発売されており、価格も様々です。
その中でも、比較的安価で使いやすいコーヒースケールを2つ紹介していきます。
HARIO V60ドリップスケール
一つ目はHARIO V60ドリップスケール。
ドリッパーやミルなども販売しているHARIOですが、コーヒースケールも販売しています。
重量 | 約700g |
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価格 | ¥6,600(税込) |
製品サイズ | 幅120×奥行き190×高さ23mm |
材質 | ABS樹脂 |
本体が比較的軽く、サイズもコンパクト。
材質がABS樹脂のため、割れにくいということもあり、アウトドアでコーヒーを楽しみたいという方が持ち運ぶのにもオススメです。
デジタル表記の左側に時間、右側に重さが表示されます。
軽量皿の材質がメタルになっている種類もありますが、出来ることは同じなので、お好みで選んで大丈夫です。
HARIO V60ドリップスケールは単4電池2本が必要になります。
タイムモア BLACK MIRROR basic+
二つ目は、タイムモア BLACK MIRROR basic+。
タイムモアは手挽きミルが人気のメーカー、使用している方も多いようです。
重量 | 380g |
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価格 | ¥6,400 |
サイズ | 152mm×130mm×23mm |
こちらも軽量、サイズはHARIOよりもコンパクト。
重さはHARIOより軽いはずなんですが、なぜかこちらの方が重量感を感じます。(個人差有り。笑)
こちらのスケールは充電式になっており、付属品としてケーブルも付いてきます。
もう一つ付属品として、シリコンシートが付いており、スケールの上でサーバーが動かないように出来るのも非常に便利です。
そしてこちらのタイムモア BLACK MIRROR basic+の特徴として、オートターマモードというものがあります。
オートターマモードとは?
→抽出器具をスケールに置き、お湯を注ぐと同時にタイマー機能が自動で開始する機能。
抽出器具が外されると時間と重量の計測が自動的に終了します。
自動で時間と重量が止まるというのが、手動だと中々行えない部分。
手動だと抽出器具を外すと重さが分からなくなり、外している最中もタイマーが進むので、どれぐらいの時間で抽出を終えたのか分からなくなります。
自身のドリップを記録する際に、とても便利な機能になっています。
コーヒースケールで計るべきポイント3点
コーヒースケールで必ず計るべきポイントは、以下の3点です。
・コーヒー豆の量
・蒸らし
・注湯量(抽出量)
一つずつ見ていきましょう。
コーヒー豆の量
これはコーヒースケールで無くても計ることは可能です。
コーヒー豆の量で注湯量が変わってくるので、必ず計るようにしましょう。
コーヒー豆と注湯するお湯の割合は、1:15ぐらいが良いとされています。
淹れたい量から逆算して、コーヒー豆の量を決定しましょう。
例)150mlのコーヒーを抽出したい場合は10g。
味わいを濃くしたい場合は豆の量を増やせば味わいは濃くなります。
蒸らし
ハンドドリップの際に、最初に蒸らしという工程を行います。
蒸らしは時間にして30秒〜50秒、注湯量は30g〜50gのお湯で行われることが多いです。
こちらも時間と注湯する量によって、出来上がったコーヒーの味わいが変化しますので、ハンドドリップを行った際には記録してみるのがオススメです。
蒸らしに関しては以下の記事でも紹介しています。
注湯量(抽出量)
注湯量(抽出量)は味わいに直結します。
コーヒー豆に対してのお湯の量が少なければ、味わいは濃くなり、多ければ薄くなります。
コーヒー豆:お湯=1:15を目安に注湯量(抽出量)を予め決定してから、ハンドドリップを行うのがオススメです。
コーヒースケールにサーバーを直置きすると注湯量しか計れませんので、サーバーにメモリがあるものを選ぶと、目視にはなりますが、抽出量も確認できます。
【結論】計ることはハンドドリップ上達の一歩
これだけでも本当にハンドドリップの安定感が変わることがあるから、まだコーヒースケールを持っていない人は是非試してみてね!
美味しいコーヒーを淹れるためにコーヒースケール使ってみるにゃ!
筆者が運営する”自家焙煎珈琲 caffines”は下記URLからご利用頂けます。