コーヒー器具

【比較】台形ドリッパー2種を比較|HARIOとカリタ

HARIOから新しく発売された台形ドリッパー”ペガサスドリッパー”

初めてでもやさしく・美味しく。
ハンドドリップの初めの一歩をサポートする。

というコンセプトで誕生したハンドドリップ初心者でも使いやすいドリッパーです。

台形型ドリッパーはそこまで数が多くありませんが、台形ドリッパーの代表的なものでカリタの三つ穴ドリッパーがあります。

今回はHARIO”ペガサスドリッパー”とカリタ”三つ穴ドリッパー”を比較していきます。

 

今回はHARIOとカリタ、二つの台形ドリッパーを比較していくよ。

見た目的にはかなり似ているけど、違いはしっかりあるから見ていこう!

コヒ猫
コヒ猫
見た目的にはほとんど一緒だけどどんな違いがあるのかにゃ?
この記事で分かること

二つのドリッパーの違い

味わいの差

どちらを選ぶかという基準

 

製品詳細

左がカリタ、右がHARIO

 

HARIO ペガサスドリッパー

材質AS樹脂
容量01:1~2人用  02:2~4人用  03:4~7人用
原産国日本
価格01:495円  02:605円  03:880円 (全て税込価格)

 

カリタ 三つ穴ドリッパー

生産国日本
対応サイズ1〜2人用
素材・材質AS樹脂
重量70g

 

 

HARIOとカリタの違い

HARIO ペガサスドリッパーとカリタ 三つ穴ドリッパーの違いは以下の通り。

抽出穴(抽出スピード)

内部のリブ

ペーパーフィルター

一つずつ解説していきます。

抽出穴(抽出スピード)

右がHARIO、左がカリタ

 

HARIOとカリタでは抽出穴の数が違います。

HARIO ペガサスドリッパー:二つ穴

カリタ 三つ穴ドリッパー:三つ穴

抽出穴が多い方が抽出が速そうですが、台形ドリッパーは抽出穴がそもそも小さいので、実際の抽出スピードはそこまで変わりません。

実験として、100gのお湯を同じスピードで入れて、落ちる時間を測定してみました。(手作業のため、参考程度に)

HARIO:100gのお湯を落とすのに13秒

 

カリタ:100gのお湯を落とすのに18秒

 

結果としてはHARIOの方が速くお湯が落ち切りました。

5秒程度なので、そこまで抽出穴によるスピードの差は無いという印象。

どちらかというと後述する、リブの方が抽出の差に影響が出るかと思います。

内部のリブ

右がHARIO、左がカリタ

 

二つのドリッパーは内部のリブが違います。

HARIO ペガサスドリッパー:スパイラルリブ

カリタ 三つ穴ドリッパー:直線のリブが中央に伸びている

HARIOのペガサスドリッパーには、HARIOの代表的なドリッパー”V60”と同じくスパイラルリブが使われています。

スパイラルリブ:ペーパーとドリッパーの密着を防ぎ、空気が抜けることで抽出がスムーズになる抽出穴に螺旋状に伸びているリブ

このスパイラルリブの効果で、抽出効率が高くなるため、前述した抽出穴の差を埋められているという感じですね。

 

ペーパーフィルター

上がカリタ・下がHARIO

 

カリタの専用ペーパーフィルターとHARIOの専用ペーパーフィルターは形が一緒なので、見た目はほぼ同じです。

左がカリタ・右がHARIO、形は完全に同じ

 

形もサイズ感もほぼ同じですが、重ねてみると、カリタの方が底が何ミリか広く、高さはHARIOの方が何ミリか高いです。

ドリッパーの微妙なサイズ感の違いや、二つ穴と三つ穴の違いにより、底や高さに違いが微妙にある

という感じですね。

質感は、HARIOの方が表面がツルっとしています。
微々たる差ではあるので、正直ほぼ同じものとして見てもらってもいいかと。

 

 

二つのドリッパーの味わいの違い

左がHARIO、右がカリタ。使用した豆は同じ。

 

二つのドリッパーでコーヒーを抽出した際の味わいはそれぞれ以下の通り。(同じ豆・同じレシピを使用)

HARIO:全体的なバランスが取れた味わいの中でスッキリ感のあるコーヒー

カリタ:酸味と苦味のバランスが取れた飲みやすいコーヒー

かなりどちらも似た味わいにはなりますが、HARIOの方が少しスッキリ感が強く、カリタの方がコクがあるという印象。

微々たる差ではありますが、味わいの差は出ています。

最終的には個人の好みにはなってきますが、スッキリ感を取るかコクを取るかという選択になるかという感じになりますね。

二つのドリッパーを選ぶポイント

HARIO ペガサスドリッパーとカリタ 三つ穴ドリッパーを比較した際に、選ぶポイントは以下の通り。

選ぶポイント

HARIO ペガサスドリッパー

スッキリ感のあるコーヒーを飲みたい

HARIO”V60”を使っていて、その味わいが好み

カリタ 三つ穴ドリッパー

全体的なバランスが取れていて、コクのある味わいが好み

深煎りのコーヒー豆を好む

HARIOペガサスドリッパーは、カリタよりもスッキリ感のあるコーヒーが抽出出来るので、飲みやすいコーヒーが好きな人にオススメ。

HARIOのV60ドリッパーを使っている人で、より使いやすいドリッパーを使いたい人にもオススメですね、味わいは近くなると思います。

 

カリタの三つ穴ドリッパーはペガサスドリッパーよりもコクのある味わいのコーヒーを抽出したい場合にオススメ。

そのため、深煎りのコーヒー豆と相性が良かったりします。

深煎りのコーヒーが好きな人にはカリタの方がオススメ出来るかと思いますね。

 

HARIOとカリタ、似た二つのドリッパーですが、それぞれ特徴はあるので、淹れたいコーヒーや好みの味わいによって選んでみてくださいね。

 

 

二つを飲み比べてみるのもオススメ

HARIOとカリタは形や見た目が同じだけど、それぞれの特徴で出る味わいが違ってくるよ。

最終的には好みになってくるけど、価格も安価になっているから、機会があったら二つのドリッパーを使って飲み比べてみてね。

コヒ猫
コヒ猫
見た目は同じでも出る味わいは違うんだにゃー。

ドリッパーは奥が深いにゃ、二つとも試してみるにゃ!

筆者が運営する”自家焙煎珈琲 caffines”は下記URLからご利用頂けます。

https://caffines.base.shop

スポンサーリンク
ABOUT ME
caffines管理人
自家焙煎珈琲  caffinesを運営中。 自家焙煎したコーヒー豆で作成したドリップバッグを中心に販売しています。 自家焙煎・ハンドドリップを楽しむ珈琲愛好家です。 コーヒーコーディネーター 取得 食品衛生管理者 取得