普段ドリップコーヒーを淹れる際に、淹れる時の温度を気にする人は多いと思いますが、飲む時の温度はあまり気にしていない人は多いのではないでしょうか。
ハンドドリップは湯温によってコーヒーの味わいを変化させることが出来ますが、実は淹れる際の温度と飲む時の温度では適正な温度が違います。
今回はコーヒーの飲み頃の温度について解説していきます。
淹れる時の温度と飲む時の温度で適正な温度が変わってくるから、より美味しくコーヒーを飲むための参考にしていってね！
何度ぐらいで飲むのが一番美味しいのかにゃ？
【結論】コーヒーの飲み頃の温度
結論から言うと、
コーヒーの美味しく飲める飲み頃の温度は60°〜70°
ドリップに適している温度は90°前後とされているので、ドリップ後すぐに飲むよりも少し冷まして飲む方がコーヒーの味わいが分かりやすいとされています。
60°〜70°は、舌が熱く感じない適度な温度であり、同時に風味が感じられる範囲内の温度でもあります。
またコーヒーを飲む際にブラックでなく、ミルクや砂糖を入れて飲むこともありますが、その場合はコーヒーの温度がすぐ下がるので、飲むタイミングで温度がちょうど良くなったりします。
飲むカップの素材で温度変化が変わる
コーヒーの温度は、味わいや風味を楽しむ上で重要な点ですが、その温度変化は飲むカップの材質によっても異なります。
陶器製：カップに厚みがあるため、冷めにくい。
磁器製：熱伝導率が高いので、冷えた状態のカップにコーヒーを注ぐと冷めやすい。
ガラス製：耐熱ガラス製のものだと、ホット・アイス両方に使用することが出来る。
味わいに与える影響がほとんどないので、コーヒーを味わいやすい。
金属製：丈夫で軽量なものが多く、特にステンレス製のカップは錆びないので使いやすい。
アイスコーヒーを飲む際に銅のものを使用すると、かなりキンキンに冷えるので、オススメ。
ホーロー：金属の表面にガラス質を高温で焼き付けたもの。
保温性・保冷性に優れていて、温度変化が起きにくい。
他にも合成樹脂のものだったり、木製のものもありますが、コーヒーカップで多いのは上記5つ。
物によって温度変化が違うので、色々と試してみるのも良いと思います。
おすすめのカップ
個人的にコーヒーを飲む際にオススメのカップは以下の二つ
・ORIGAMI バレルアロマカップ
・ダブルウォールグラス
カップによって飲み口の厚さや材質が違ったりしますが、個人的には上記二つのカップを好んで使用しています。
飲み口が薄いものは浅煎りコーヒー、厚いものは深煎りコーヒーを飲むことに向いています。
ORIGAMI バレルアロマカップ
ORIGAMIというブランドから販売されているカップで、豊富なシリーズとカラーバリエーションで人気なカップ。
ORIGAMIの製品は、日本の陶磁器の有名産地であり、美濃焼きが有名な地域”岐阜県美濃地方”で製造されています。
その中でもオススメなのが、バレルアロマカップ。
カップの真ん中が膨らんでおり、飲み口の口径が狭くなっています。
この形状がワインの樽のような形なので、コーヒーの香りを一旦閉じ込め、コーヒーの香りをより一層楽しむことが出来るというカップになっています。
陶器製ということもあり、コーヒーが冷めにくくもなっているので、使いやすくなっていますが、落とすと割れやすいので注意が必要です。
ダブルウォールグラス
ダブルウォールグラスは二層構造になっているグラス。
飲み物を入れると宙に浮いているように見える見た目になっており、SNSなどでもオシャレなカップとして見かけますね。
ダブルウォールグラスのガラスとガラスの間は空気層になっており、温かい飲み物には断熱効果を、冷たい飲み物には保冷効果をもたらします。
空気は比重が小さく熱容量も小さいです。
また気体であるため熱伝導が起こらないので、空気を利用しているダブルウォールグラスは本体が熱くなりにくくなります。
温度を保つために便利なもの
コーヒーの温度を保つために便利なものとして、カップウォーマーというものがあります。
カップウォーマーとは、
マグカップを温めることにより、温かい飲み物を保温するアイテム。
電気で使用できるものがほとんどです。
製品によりますが、何段階かで温度を維持することが出来ます。
前述したコーヒーの飲み頃の温度、60°〜70°が設定出来るものが良いですね。
コーヒーを入れてから飲むまでに時間がかかったり、何か作業をしながらコーヒーを飲む場合などがある時には、カップウォーマーを使用するのがオススメです。
飲む時の温度を調整するとよりコーヒーを楽しめる
カップの材質を変えたり、カップウォーマーを使用するなど、色々温度に関しても意識してコーヒーを楽しんでみてね！
温度を調整しながら、好みのコーヒーの味わいを探してみるにゃ！
筆者が運営する”自家焙煎珈琲 caffines”は下記URLからご利用頂けます。
