家庭でも出来るコーヒーの抽出方法としてポピュラーなのが、ハンドドリップ(ペーパードリップ)です。
ペーパーフィルターを使用し、コーヒーの成分を濾して抽出する方法になります。
必要なものも多くなく、そこまで初期費用もかからないので、誰でも簡単にコーヒー豆を挽いて自身で美味しいコーヒーを淹れることが出来ます。
自分でコーヒー豆を挽いて、自分で抽出するという過程を楽しめるから、どんな人にでもオススメ出来て楽しい抽出方法だよ!
今回はそのやり方を見ていくけど、出来たコーヒーの味に正解不正解は無いから気軽に見ていこう!
出来たらおしゃれだから、出来るようになりたいにゃっ!
ペーパードリップに必要なもの
・コーヒーミル(豆を挽くもの)
・ドリッパー(抽出するもの)
・ペーパーフィルター(濾すもの)
・スケール(料理用のものでも大丈夫)
・サーバー(カップに直接落としても大丈夫)
・細口ケトル(無くても大丈夫ですが、あれば便利)
コーヒーミル・ドリッパー・ペーパーフィルターは最低限必要になります。(ペーパーフィルターのいらないステンレスフィルターというものもありますが、ここではペーパーフィルター推奨です。)
抽出方法
特段難しいことはないですが、やり方は様々です。
色んな人の抽出を見てみることをオススメします。
【一杯分】
コーヒー豆:10〜15g お湯:150〜230ml程(豆:お湯=1:16の割合をベースに、豆の量で濃度を調節できます。)
粒度は中細挽きぐらいがオススメです。(細かい方が味が出やすいので、最初のうちはオススメです。)
・ドリッパーをサーバーの上にセットします。
・ペーパーフィルターを接合部に沿って折り、ドリッパーにセットします。
・挽いたコーヒー粉を入れ、揺らして表面を平らにして、抽出開始です。
【抽出】
中煎りのコーヒー豆15g、お湯230mlと仮定します。
1投目:30ml(蒸らし) 0:00
2投目:50ml (合計80ml) 0:30
3投目:50ml (合計130ml) 1:00
4投目:50ml (合計180ml) 1:30
5投目:50ml (合計230ml) 2:00
上記はあくまで分かりやすい配分の例ですが、落とすお湯の量と、注ぎ始める時間を固定してあげることで、同じ味を抽出しやすくなります。
自身が楽しむ分にはどんな淹れ方でも大丈夫なので、色々と試してみましょう。
コーヒー豆の焙煎度合いや求める味わいによって抽出レシピは様々です。
どれが正解というのは無いので、自由に抽出を楽しみましょう。
最初に揃える時にオススメのコーヒー器具
コーヒーミル・ドリッパー・ペーパーフィルター・スケール・細口ケトル・サーバーなどペーパードリップを始める際に揃える必要がありますが、最初はHARIOというメーカーのものがオススメです。(HARIOだけで全て揃います。)
値段も安価で、入手しやすく、使いやすい。人気のあるものばかりなので間違いはないと思います。
各一つずつ見ていきたいと思います。
コーヒーミル
HARIO セラミックスリム
手挽きのコーヒーミルの中でも代表的なものと言っても過言ではないと思います。
ここから始める方は多いんではないでしょうか。
挽き目も簡単に調節でき、スムーズに挽くことが出来るのでオススメです。
豆を挽いてる感覚を味わえるのも、手挽きミルの一つのメリットですね。
ドリッパー
HARIO V60透過ドリッパー
これもかなりの定番商品です、値段も安く入手しやすいです。
円錐形になっていますが、円錐ドリッパーはお湯を入れたあと落ちるのが速いため、雑味が出にくく、すっきりとした味わいになりやすいです。
これさえあればいいまであります、それぐらい人気のドリッパーです。
サイズの小さい01というものとサイズの大きい02というものがありますが、1〜2用であれば、01を購入してください。
ドリッパーは大は小を兼ねるというものではないので、1人分を淹れる時にサイズの大きい02を使用するとかなりドリップしにくいので注意。
スケール
HARIO V60ドリップスケール
時間と重さを同時に測ることが出来ます。
味を均一にしたり、抽出レシピを再現したりするには必須なので、ドリップをするなら一つ持っておきたいです。
サーバー
HARIO V60 コーヒーサーバー
サーバーに関してはカップに直接落とすというやり方でも問題ありませんが、2人分を抽出するという時にはあった方がいいです。
V60サーバーはメモリが付いているのでどれぐらい抽出出来たかをすぐ確認出来るので便利です。
ドリッパー同様、01と02の2つのサイズがあります。
細口ケトル
HARIO V60ドリップケトル・エアー
お湯の量が分かるメモリが付いており、軽量なので、ドリップの際も疲れません。
コンパクトサイズなので、収納も簡単です。
高価な細口ケトルと比べると若干注ぎ口が太いですが、特別問題ありません。
ペーパーフィルター
HARIO V60用ペーパーフィルター
100枚入りで結構どこでも販売されています。
100円均一でも販売されていますが、100均のペーパーフィルターは繊維が粗くツルツルとした手触りなのに比べ、HARIOや他のメーカーのものは繊維が細かくザラザラしています。
繊維の粗いフィルターはお湯はけが速く、コーヒーの成分が抽出される前に落ちてしまうのに対して、繊維が細かいものは程よく湯溜まりができるため、成分がよく抽出されます。
値段は安価なので、ドリップの際はメーカーのコーヒーフィルターをオススメします。
こちらもドリッパー同様01と02があるので、ドリッパーのサイズに合わせて購入してください。
ペーパードリップは誰でも気軽に楽しめる
ドリップに関するコーヒー器具も多数販売されていて、使う器具によって味わいが変わったりするから、もし興味がある人やドリップにハマっている人は調べてみてね!
豆を挽くところから楽しめるのもハンドドリップに一つの魅力だにゃー、頑張って練習するにゃっ!
筆者が運営する”自家焙煎珈琲 caffines”は下記URLからご利用頂けます。