日本では砂糖やミルクを入れないコーヒーをブラックコーヒーと呼んでおり、ブラックコーヒーは日本で主流の飲み方です。
アメリカはミルクや砂糖を入れることが多く、イタリアではエスプレッソが盛んなので、それを利用したカプチーノ・カフェラテなどが多く飲まれてます。
今回はその効果について見て行こう!
どんな効果があるのかにゃ?
①ブラックコーヒーの効能
日本で飲まれることが多いブラックコーヒーには以下のような効能があります。
・病気のリスク軽減
・脂肪が燃焼しやすくなる
・美肌効果
・リラックス効果 etc…
ブラックコーヒーはカフェインのイメージが強いせいか、体に悪いイメージを持たれている人も多いかもしれませんが、実はとても健康効果が高い飲み物です。
病気のリスク軽減
コーヒーに含まれる”クロロゲン酸”というポリフェノールには抗酸化作用があり、”コーヒーポリフェノール”と呼ばれています。
クロロゲン酸などの抗酸化作用のあるポリフェノールは悪玉コレステロールの酸化を防ぐ働きがあり、動脈硬化や心血管病を予防する効果があります。
また、コーヒーを毎日飲む人は、肝臓がん・糖尿病・認知症の発症リスクや予防にも効果があるという研究結果も出ているようです。
脂肪燃焼効果
クロロゲン酸などのポリフェノールやカフェインには、脂肪燃焼効果・脂肪代謝の効果があります。
またブラックコーヒーは100gあたり4kcalと低カロリーなので、ブラックコーヒーダイエットというものも存在しています。
【ブラックコーヒーダイエット】
食事の30分前にコーヒーを飲むことで、食事を抑えることが出来ます。(カフェインによって血糖値が上昇するため。飲み過ぎ注意。)
少量で満腹感を得られるため、無理して食事制限をすることがないため、オススメのダイエットです。
牛乳や砂糖を入れることでカロリーは増加しますので注意です。
また、運動を始める30分〜1時間前に飲むと、脂肪燃焼の効率が高められるので、こちらもオススメです。
美肌効果
クロロゲン酸の抗酸化作用はシミやシワの抑制にも効果があります。
シミの原因であるメラニンという色素成分を抑えてくれるということですが、個人差はあるはずなので、一概に全ての人に効果があるとは限りません。
リラックス効果
コーヒーの香りを嗅ぐと、α波という脳波が増えます。
α波は心身共にリラックスした時に出る脳波なので、コーヒーにはリラックス効果があるとされています。
香りの強い深煎りのコーヒーの方が、その効果が高いです。
人の脳は良い香りを嗅ぐと、それだけで幸福感が得られるため、忙しい時や疲れた時にコーヒーの香りを嗅ぐだけでも癒されると思います。
②健康に効果的なコーヒー
ブラックコーヒーは市販で販売されているコーヒーの粉を溶かして飲む”インスタントコーヒー”とコーヒー器具を用いて淹れる”ドリップコーヒー”があります。
インスタントとドリップではカフェインの量は変わりませんが、ドリップコーヒーの方がクロロゲン酸が多くなります。
また、ドリップコーヒーを淹れる際にコーヒー豆を挽いて粉にする必要がありますが、このコーヒー豆の焙煎度合いでもクロロゲン酸の量が変化します。
焙煎が深くなれば深くなるほど、クロロゲン酸は減少する(浅煎り>深煎り)ので、クロロゲン酸の効果を得たい方は、毎日浅煎りのコーヒーを飲むのが効率が良いです。
ドリップコーヒーを淹れるのにはコーヒー器具が必要になりますが、以下の記事に手軽で安価に揃えられるコーヒー器具を紹介しているので、参考にしてください。
③注意点
健康的な面でも、効果があるブラックコーヒーですが、多少の注意点もあります。
ブラックコーヒーを飲む上での注意点
・飲み過ぎ、カフェインの過剰摂取
・カフェインアレルギー
・妊娠中の人
飲み過ぎ、カフェインの過剰摂取
コーヒーの飲み過ぎによるカフェインの過剰摂取は、不眠・動悸・吐き気などの症状が起こる可能性があります。
カフェインはコーヒーのみではなく、エナジードリンクや栄養ドリンクなどにも含まれるため、1日にこれらの飲料を併せて飲んでいる人は注意しましょう。
また、コーヒーの1日の摂取量は3~4杯が良いとされており、カフェインの摂取量で言うと300〜400mgです。
いまいち摂取量はピンとは来ないと思うので、朝・昼・晩という3回であれば特に問題ありません。
カフェインアレルギー
食物アレルギーは”即時型”と”遅発型”に分かれます。
即時型:摂取してから30分程度で発症。
遅発型:摂取してから数時間、または数日後に発症
カフェインアレルギーは遅発型に当てはまり、症状が出ていることに気づかない人もいます。
症状の例
・皮膚が痒くなったり、蕁麻疹などが出る。
・喉が痒くなる。
・吐き気や嘔吐、下痢を起こす。
・心拍数の増加や動悸。
・落ち着きが無くなる、一時的に不眠状態になる。
先述した通り、カフェインアレルギーは遅発型です。
摂取した数日後になんとなく体調が悪いという人は疑った方が良いかもしれません。
妊娠中の人
妊娠中の女性の方は、カフェイン摂取量を控えてください。
1日1~2杯程度のコーヒー(カフェイン量で200mg)であれば問題ないとされていますが、カフェインが胎児に必ずしも悪影響を与えないという訳ではないので、摂取しすぎない方が無難かもしれません。
コーヒーの摂取量を守れば良いことだらけ。ドリップで楽しもう!
飲むときはドリップコーヒーを自分で作るのがより効果が出るから、もし興味があれば是非コーヒー器具を購入してハンドドリップを楽しもう!飲みすぎには注意だよ!
これを機会にドリップコーヒー作りを始めるにゃ!
筆者が運営する”自家焙煎珈琲 caffines”は下記URLからご利用頂けます。