世界の様々な国・地域で生産されているコーヒー生豆。
コーヒー専門店などでコーヒー豆を購入しているコーヒー愛好家の方は、お気に入りの生産国や地域というのもあるのではないでしょうか。
実際、私自身も好きな国・好きな生豆というのがあるんですが、その中の一つが”インドネシア マンデリン”
マンデリンは、インドネシアで栽培される希少なコーヒー豆。
深いコクと上品な味わいで、高級銘柄として世界的に知られていて、日本でも根強い人気のあるコーヒー豆です。
今回はそんな世界的に人気のコーヒー豆”マンデリン”について紹介していきます。
深い味わいとコクが特徴のコーヒー豆だから、特徴や淹れ方について今回は紹介していくね!
マンデリンはどんな豆なのかにゃ?
・インドネシア マンデリンとは?
・マンデリンの特徴とグレード
・マンデリンコーヒーの美味しい淹れ方
インドネシア マンデリンとは
マンデリンは、インドネシアのスマトロ島という場所で栽培されているコーヒー豆。
マンデリンという名前の由来は、スマトラ島のマンデリン族が栽培を進めたことから来ているようです。
コーヒー豆は、赤道を挟む北緯25°〜南緯25°のエリア”コーヒーベルト”が栽培の適地とされており、その中で中南米・アジア・アフリカの3つに分類されています。
中南米:グアテマラ・コスタリカ・ブラジル・コロンビア など
アフリカ:タンザニア・ケニア・ルワンダ・エチオピア など
アジア:ベトナム・インドネシア など
インドネシアはアジアに含まれ、世界第2位の生産量のベトナムに次ぐ一大産地。
そんな生産量の多いインドネシアの中でも、マンデリンは全体の数%しか栽培されていない希少な品種で、現在でもスマトラ島の限られた地域でスマトラ式という生産処理方法で生産されています。
スマトラ式とは?
コーヒーチェリーから取り出したタネを2度乾燥させるインドネシアならではの生産処理方法。
深緑色の生豆になるのが大きな特徴。
味わいに深みがあり、しっかりとしたコクが出ます。
マンデリンの特徴
マンデリンの特徴は以下の通り。
・酸味が少なく、強い苦味成分がある
・ハーブやシナモンのようなエキゾチックな風味
コーヒー豆は元々コーヒチェリーという果実なので、深煎りのように苦味の強い焙煎度合いよりも、浅煎りのように風味が出やすい焙煎度合いの方が個性が出やすいです。
しかしマンデリンはその特徴から、深煎りでも独特な風味・深い味わいを楽しむことができます。
日本は深煎りのコーヒーの方がお店などでも好まれる傾向にあるため、人気が出るのも納得出来ますね。
焙煎度合いに関しては以下の記事で紹介してます。
マンデリンのグレードについて
コーヒー豆は生産国・産地別にグレード(格付け)が存在し、細かくランク分けされていることがほとんどです。
マンデリンにもグレードが存在し、G1〜G5というグレードで分けられます。
インドネシアで生産されたコーヒー豆のグレードは欠点豆の多さで決まります。
G1が1番上のグレード、G5が1番下のグレード。
日本のコーヒー専門店やカフェで飲むマンデリンは、そのほとんどがG1のようです。
また、マンデリンには”スーパーグレード”というものが存在し、スマトラ島北部のアチェ地区・タケンゴン地区で、標高1400~1900mの高原地帯で栽培されたマンデリンのみに与えられているグレードです。
スパーグレードのマンデリンはさらに希少価値が高くなりますが、今現在も高い評価を受けているコーヒー豆なので、見かけたら試してみるのがオススメ。
マンデリンの美味しい淹れ方とオススメドリッパー
マンデリンは深煎り(フルシティロースト)以上で焙煎されることが多いので、苦味やコクを上手く抽出することが出来るかが抽出のポイント。
深煎りしたマンデリンを美味しく淹れるためには、ゆっくり時間をかけて抽出することで美味しさを引き出すことが出来ます。
個人的には、ウェーブフィルターを使用する”ウェーブドリッパー”や”タイムモア B75”などがオススメです。
ウェーブフィルターを使用するドリッパーは、円すいドリッパーと比較すると抽出スピードがゆっくりになり、味わいを安定させやすいのが特徴。
この特徴が深煎りのマンデリンを淹れるのに相性が良いです。
ウェーブフィルターを使用したドリッパーのオススメを以下の記事で紹介しているので、こちらも参考にしてください。
マンデリンはハマる人が多いコーヒー豆
マンデリンはハマると定期的に飲みたくなるぐらい美味しいから、是非試してみてね!
スーパーグレードのマンデリンを試して見たいにゃー、探してみるにゃ!
筆者が運営する”自家焙煎珈琲 caffines”は下記URLからご利用頂けます。