カフェや喫茶店でよく目にする”アメリカンコーヒー“。
飲まれたことがある人も多いとは思いますが、アメリカンコーヒーとはどんなコーヒーのことを指すかご存知でしょうか?
また名称が似たものとしてアメリカーノというものもありますが、その違いについてもあまり深く考えたことがない人も多いかと思います。
今回はアメリカンコーヒーとはどのような物なのかを解説していきます。
目にしたことがある人は多いかもしれないけど、実際にどんなコーヒーかを知らない人も多いから、今回は作り方も含めて紹介していくね!
どんなコーヒーなのかにゃ?
・アメリカンコーヒーとは何か
・アメリカンコーヒーとアメリカーノの違い
・アメリカンコーヒーの作り方
アメリカンコーヒーとは
アメリカンコーヒーは、浅煎りのコーヒー豆を使用したコーヒーのことを指し、基本的にはブレンドされたものが使われています。
アメリカ式のコーヒーという意味で名づけられたアメリカンコーヒーですが、この名称は実は和製英語。
アメリカンコーヒーというメニューで書かれているのは日本にしかありません。
味わいはクリアで軽やか、飲みやすいのが印象的ですね。
アメリカンコーヒーに適しているコーヒー豆
アメリカンコーヒーに使用するコーヒー豆は、中南米やアフリカのコーヒー豆がオススメ。
中南米:グアテマラ・コスタリカ・ブラジル・コロンビア など
アフリカ:タンザニア・ケニア・ルワンダ・エチオピア など
上記の生産国のコーヒー豆を、
・ライトロースト(浅煎り)
・シナモンロースト(浅煎り)
・ミディアムロースト(中煎り)
上記のような浅めの焙煎度合いにすることで、アメリカンコーヒーの魅力である軽やかな飲み口を出すことが出来ます。
浅煎りのコーヒー豆のメリット
浅煎りのコーヒー豆は焙煎時間が短い分、生豆に含まれる栄養素が損なわれることがありません。
そのため、アメリカンコーヒーにはポリフェノールの一種であるクロロゲン酸が多く含まれているので、健康効果が高いというメリットもあります。
クロロゲン酸で得られる効能
・抗酸化作用による老化防止効果
・ビタミンC・Eの働きを増強効果
・認知症やアルツハイマーの予防効果
・食後の急激な血糖値上昇を抑える
・副交感神経を刺激し、血圧を下げる効果 etc…
その他ブラックコーヒーの健康効果については以下の記事で紹介しています。
アメリカンコーヒーとアメリカーノの違い
アメリカンコーヒーと似たような名称のコーヒーで、”アメリカーノ”というものがあります。
アメリカーノはアメリカ式のコーヒーという意味のイタリア語。
海外から来たアメリカ人が、イタリアで好んで飲まれるコーヒーとされています。
アメリカンコーヒーとアメリカーノの違いは以下の通り。
アメリカンコーヒー:浅煎りのコーヒーを使用したもの
アメリカーノ:深煎りのコーヒー豆を使用しエスプレッソをお湯で割ったもの
アメリカーノは深煎りの豆を使用するため、酸味はほとんど感じられず苦みやコクが強い味わい。
表面にはエスプレッソ特有のクレマもあり、アメリカンコーヒーとは味も見た目も全く違ったものなります。
エスプレッソやクレマについてはこちらの記事でも紹介しています。
アメリカンコーヒーの作り方
アメリカンコーヒーの作り方には2種類あり、
・浅煎りのコーヒー豆をハンドドリップ。
・通常通りに淹れて、後からお湯を足す。
作り方というほどでもなく、浅煎りの豆を通常通りハンドドリップしたものが、そのままアメリカンコーヒーとなります。
浅煎りのコーヒーをハンドドリップ
アメリカンコーヒーを淹れる上でのポイントは以下の通り
淹れ方のポイント:飲みやすさを強調するための工夫を。
・コーヒー豆に対しての湯量を少し多めにする
・やや粗めな挽き目を使用する
スッキリ感やクリアな味わいを出すために、湯量を多くしたり、挽き目を粗くすることがポイントになります。
アメリカンコーヒーを作る上で、飲みやすさを強調することは重要になりますね。
通常通りに淹れて、後からお湯を足す
通常通りにハンドドリップした後にお湯を20ml〜30mlほど足して薄めるという作り方です。
後からお湯を足す場合のポイント:薄まることを前提に少し濃い目に抽出を。
・抽出する際の湯量を少なめにする。
・挽き目を細めにして、成分を抽出しやすくする。
こちらの作り方に関しては、よりスッキリとした味わいでゴクゴク飲みたい時に使われます。
お湯を入れすぎて薄くなり過ぎないように注意が必要です。
アメリカンコーヒーはこんな人にオススメ
お湯を後から足したりすることで、スッキリ感を調整出来るからお家でアメリカンコーヒーを試してみてね!
カフェや喫茶店で見かけたら試してみるにゃ!
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